M:1stには思い入れがさほどないということでしたけど、確かこのアルバムからファンになったんですよね?
S:Shines on TVは、ものすごく好きだったけど、他の曲については「そこそこ」だったので(でも、あとからじわじわ効いてきたんだけど)。
まわりの友人たち(TOMで盛り上がってた)はファーストは買ってたけど、Losing Youが最初のシングルだったせいで(?)買わなかったので、なんとなく「じゃあ私が買おうかな」みたいな流れで買った気がする(さすがに24年も前のことが定かに記憶がない)。Losing You、ギターばりばり曲だし。
そしたら1曲目からの全体の流れの凄さに、完璧にやられたのでした。
M:Misaki Tsukishiroさん 10月28日 12:11
Losing you いい曲ですよねえ。私はこの曲は、a-haの曲だと知らずに聴いてしまって、「誰、これ歌ってる人?え、a-haなの?じゃ、これが新曲?」って感じでした。
そうか、ギターバリバリか。私、「この音がギター、この音がベース」って区別がつかないんです。あくまでメロディの「雰囲気」と「声」中心で。
そこがSさんとの大きな差ですね。
Losing youは、私にとっては「Mortenの声に完堕した曲」かも(笑)。
1曲目はScoundrel Daysでしたよね?
S:そう。Scoundrel DaysからSwing of Thingsの流れが、もう「ネ申」展開で!!
楽曲そのもの、音作り、歌詞、どこをとっても凄い。未だにこの流れは凄いと思う。
その後シングルで聞きなれたLosing Youで落ち着いて(?)、そしてManhattan Skyline(これはバラード?と油断させたらどんどん展開するし)…そうだなー クジラとMaybe Maybeは、息抜きだったけど、あとは緊張しっぱなしなアルバム。
M:クジラとmaybemaybe 私、その曲好きですよ。
全体的に雨とか暗いイメージのアルバムの中で、唯一、楽しいというかお笑い担当というか。
両方ともマグスの曲ですね、マグスってこういう人なんだって思いました。
S:クジラとMaybe、好きとかキライとかじゃなくて、別にa-haでわざわざ聴かなくても…みたいな感じでね。私がa-haに求めてるのは、内省的な曲であって「ポップで明るい曲」じゃないので、基本的に。
M:あれはさー、今思うに、彼等なりの気遣いなんじゃないかと。
TOM期待してた人が、少しでも和らぐように(笑)。
私は割と救われたよ、あれ。一種の清涼剤のようだった。
今聴くと(今聴いてるわけだが)、意外とその2曲以外もキラキラしてると思うんだけども。当時は、もの凄く暗くて大人に感じたから。
S:気遣いですかねぇ?
気遣いだとしたら、彼ら(むしろ「彼」)じゃなくてプロデューサーの気遣いでは・・・。
M:マグスの気遣い(笑)。
S:気遣いっていうか、マグスが好きな(というか、「あの時点でマグスが作れる」)曲が、ああいう起承転結のない曲だっただけじゃないの?(暴言)
M:起承転結のない曲って(笑)。でも「クジラ」は8 Beat ギャグでも、ネタにされていた気がする。
あ、ところで、このアルバム時代、何が一番気に入らなかったって、Manhattan Skylineのシングル版。
「モートンの声がより美しく響くアレンジ」と言いつつ、Manhattan Skylineで一番好きな箇所を削られちゃったことでした。
you see things in the depth of my eyes
my love runs dry
no ←ここ
noのとこだけじゃないか、このフレーズそのものが削られてるでしょ?
S: そうそう。あのバージョンは、良くないっ!
M:アルバムバージョンのほうが、絶対に綺麗に聞こえるし、そここそ一番いい箇所なのにーって思ったんだよね
良かった、同じ見解で(笑)
あ、クジラ… 3頭なのはやっぱり彼等の数に合わせてなんじゃ ←今更
S:そりゃーたまには同じ見解なこともあるでしょうよ(苦笑)
ん?お父さんクジラとお母さんクジラと子供じゃないの?
M:たまにはって(笑)
いや、そんな家族的な歌ではないはず…。
見解が同じなのがたまになんですね(笑)
このアルバムで一番好きなの、実はSwing of Thingsなんですよね
S:お、Swing of Thingsが一番? それも同じだww
M:うん、一番好き。歌詞といい、声といい、凄く好み。
S:Swing of Thingsは、ホント、なんど聴いても「かっこいい~!!」って思うね。曲もヴォーカルも。
そこにさらに「こんなこと言っちゃっていいの?」みたいな歌詞が乗ってるとこが凄い。
M:うん、カッコイイし声もいいんだ
「こんなこと言っちゃっていいの?」っていうのは、どのあたり?
S:歌詞がね、なんというか、ものすごく「率直」なのね。
自分が弱い、ずるい、情けない人間だっていう内面も出してるし
彼女に対することとかも。
20代の男として(男の「子」じゃないよ)、あまりにリアルで。
まあ、そういう歌詞を書く人だというのは、この曲に限ったことじゃないけど、もっと「作った」歌詞を書く人が多いんで、私はびっくりしたのですよ。
M:あー…… なるほど。そういう視点では見たことなかった。
当時中学生だから、20代の男性のリアルなんて解らなかったし、綺麗な想いをぶつける人だなあとは思ったけど。
そうかー、今聴くと、10代の頃聴いたとき感じた暗さよりも、一種のキラキラ感を感じるのは、そういう若さの部分なのかなあ。
S:今聴くとキラキラ感があるっていうのは、そうかもね。
若いんだよね。青いというか。ただ、水色みたいな透き通った青じゃなくて、スレートブルーのような青なんですね、この人の場合。
私が常々この人のことはギタリストだとは思っていないというのは、自分の内面をさらけ出さずにはいられない、どっちかというと、ある種の文学やってる人とか、絵描きみたいに感じるからなのですが、この曲、この歌詞なんか、その典型かと思います。
特に最後のWhat have I done, what lies I have told…の部分、歌詞と曲があいまってロックとしては最高の表現が出来てると思いますね。
私自身、自分の胸に隠している苦しい思いみたいなものを、音と歌詞で見事に表現されてしまって、「参りました!」って感じでした。
そうなる予兆はThe Sun Always…で、すでにあったんだけど、ここまでやる人とは思っていなかった。
未だに、この曲のラスト部分では泣ける。
The Sun Always… Swing of Things, Out Of Blue…が、最初の3枚での3大「心臓鷲掴みソング」だね。
どうして自分にとってこんだけポールが大きな存在なのかっていうと、こういう作品を作る人だから。
顔がいいとかカッコいいとかは、おまけ。
(いや、おまけにしてはすごすぎたりもするんだけどね…苦笑)
M:スレートブルー (調べた) ああ、うん。解る気がする。
透明感でいえば、SOTRのほうが透明感がある気がするの。
Scoundrel Daysを聴いた頃は、かなりダークな感じがしたんだけど…
きっと自分が年をとって彼等の(当時の)年齢を追い越したから
キラキラが解るようになったのかと。
What have ..の部分と、When she grows in the dark as I struck …の部分が、まさにSwing of Things の一番好きな箇所なんだけれども。
文学っぽいよね、凄く。
中原中也とは違うか-。でも、モートンの歌詞は割と朔太郎かオスカーワイルドかあっち系なんだけど、ポールのはもっと…うん、リアル寄りな気がする。
…なるほどー。私は音楽的なことって(音がどうとか)あまり解らなくて、音楽を好きになるときは、「歌詞」と「ボーカル」と「ルックス」なのね(言い切った)。
このアルバムは、割とドラマチックで好きだったな、全体的に。
Weight of the Windとかもいいし。
自分の内面に近いかというと…、当時は、重ね合わせてた。
落ち込んだときとか、部屋真っ暗にしてScoundrel Daysを聴いて、
底辺まで落ち込んで這い上がってくるとか。
ちょうどいい具合にね、後半に「くじら」とか「かもねかもね」があるから(笑)
S:他のバンドでもあるんだけど、だいたい、ファースト・アルバムは「手持ちの曲で、プロデューサーが好きな曲」が入る気がする。若くてキラキラ、でもあんまり上手じゃない。(世間には「ファースト・アルバム・マニア」みたいな人もいる)
それで、ファーストが成功した場合、セカンドでは、本来アーティストがやりたかったことっていうのを、ものすごく前面に出してくる。ほとんどリスナー無視ぐらいに。場合によってはマニアには受けるけど売れない。
それで、出すもの出してスッキリしたところで、サードはバランスが取れた作品になっていたりするんですよ。
M:あー、なるほどー。Charlie SextonのCharie SextonとDon’t look backもそんな感じだったのかな。
SOTRは、確かに。5枚目までの中で一番バランスが取れてる気がする(暴言かなあ)
S:私も、Stay On…は、ものすごくバランスのいいアルバムだと思う。ファンじゃない人に勧めるときは、とりあえずあれを聴いて!って言ってたよ。活動停止するまで。
ってことでセカンドはこんな感じ?もちょっといきます?
M:セカンドのPVはどうでしょう。
一部で大好評のCry wolf,Manhattan Skyline,I’ve been losing youの3曲だったかな?
losing youは、25LPにはいってるはちまきモートンじゃないバージョンがあったはずなんだが…
S:あの3曲だとManhattan SkylineのPVが好きだな。相変わらず2次元と3次元の合成な世界ですけど。指貫手袋でギター座って弾いてるポールが良い(ファーストの頃みたいに無理してる感じもなく自然で)。
ん?25LPに入ってるLosing Youのって、はちまきなの? DVDには昔のやつが入ってたぞ?(これは…結局両方買えという罠?)
M:うん、はちまきモートンなの(しくしく)
homecomingもたしかそうだったような…違ったかな?
Manhattan Skylineはね、持病(当時)の関係で母から「このビデオ、貴方はあまりみちゃ駄目よ!」って言われた。
チカチカするでしょう、すごく。近年、ポケモンでも問題になったけど…。
まあ、今は平気なんでこの間25LPで見たけど、新聞が飛んでくるシーンで顔に新聞直撃したり色々してたんだねえ。
CryWolfは、ロレーンの小説の最初を持ってきたって言ってたよね。
だから友人と「壮大な惚気曲」だと言ってたら、あのビデオでちょっと驚いた。飛び出す絵本だったし(笑)
あの逃げるシーンのメンバーはかわいいね
S:homecoming…時期的にそうなのでは…(汗)
そう、カオに新聞が直撃してるんですよ、ポール。
いつ見ても不憫で…。
ポールの見所といえば、まともにドラムを叩いているっていうのもあるね。
(TOMでも一応叩いてるけど)
Cry Wolf、確かに、飛び出す絵本は新鮮だった。しかし走るシーンはどうも…ポールも死にそうだしモートンも農家の人みたいなファッションで……それに曲も「お惚気」どころではない(苦笑)
誰かマグスについて述べろ!(笑)
M:おのろけどころではないって、どういう点で?
誰かって二人しかいないんだからさー
マグス、ああ、そうだよ。
こうね、Cry Wolf のライブ映像部分で振り返るシーンがあるでしょう。
あの時に、「あれ?スティーブ・バロンって、マグスのこと好きなんじゃ(BLの意味ではない)」って初めて思ったんだよね。
Train Of Thoughtの時と言いって。
Butterfly Butterflyでも、マグスを後頭部から撮って振り替えさせてるでしょ?あのアングルが好きなのかも…と思った。
そして、なぜかモートンのことは、鼻の下から見上げる風に撮る(鼻の穴が目立って仕方ない)
Cry Wolfで転んでるのは、マグス?
S:あの体形はポールではない。
M:そうなのか。じゃあ、マグスかな?
S:ポーさんにしては脚が短いっ!
M:ああ、なんてこというんだ(笑)
では、その足が短いのが誰かは深くつっこまないことにして…
とりあえず、セカンドはこれくらい?(笑)
S:あら、想定外の反応<なんてこと
そうだよねー公式身長同じなのにね・・・誰と誰とは言わないけどw
M:誰と誰が一緒なんだろう… というか、全員の身長わかってない。
S:マグっちが186で、あとの二人が181だったはず。
M:なるほど。 Scoundrel Daysは足の長さについての話で終わりでいいの?